継承と革新 vol.3
2025.5.1
飽くなき探求心と、確かな技術で多くの者を虜にしたWillis&Geiger。
vol.1, vol.2 と、其れを継承したものづくりができたと自負している。
何か新しい提案はできないか。悩んでいた。
その名に恥じない、何か。
メゾンのサファリルックのような馨り。
ラギットさも残すべく、ウィリスの顔とも言えるTanに近いIvoryのラムレザーをチョイス。
初めてヘミングウェイジャケットを見た時からドレスの雰囲気は感じていて、生地を変えてもっとそっちに振っても面白いかなと思っていた。
それこそポプリン生地のものも、当時のウィリスに負けないようドレスが縫える選りすぐりの工場に依頼をした。
ただ、レザー縫製は色々と制約が多い。
ヘミングウェイのディテールを再現するにはなかなか難易度が高かった。
シャーリングや細かいダイヤキルト、バックプリーツなど、
ぱっと見で分かるギミックを始め、ボタンホールやマチポケットのガクブチ…細かいところを挙げるとキリがない。
が、文句のない仕上がり。
レザーを使用するにあたり、バックのカンヌキ止めはパッチに変更、キュプラ裏地を付けた為ロールアップの仕様は廃止した。
完璧なフィッティングに、上質なレザー。
正攻法でいくと、整い過ぎてしまう。
まずはラフに。シンプルに。
そこから好きなように幅をだしていこう。
-Willis&Geiger outfitters-
The Hemingway jacket Leather ver.
color: Ivory
size: 36, 38, 40, 42
price: 253,000- intax
Made in Japan