継承と革新 vol.2
2025.4.30
40年代後半から、50年代の米国。
多くのコントラクターが米軍兵士に向けたミリタリーウェアを生産、支給していた。
此のモデルは、その一社であったWillis&Geigerのみが作成していたモデル。
伝わり易い言い方をすると、基本一般に出回ることない軍モノ。
野暮ったい聞こえかもしれないが、目を通して欲しい。
此のモデルも当時のパターンを抜き、徹底的に。
生地は定番のブッシュポプリン。
フライトジャケットと聞くともっとゴツいイメージだが、当時はプロペラ機での飛行が主流で、
そこまでの装甲を要することは少なかった。
ラウンドカラーにフロントの4つポケット。
無駄のないディテール。
バックの大きなアクションプリーツ。そこから伸びる太いアームと脇マチは、パイロットの生命線とも呼べる操縦桿の動きをより正確なものとした。
実用性を最重視した此れらの仕様が、
着用した際に丸み、膨らみを帯びてかっこいい。
袖口や裾なんかはスッキリしていて
40~50sのミリタリーとは思えないくらい今使いやすいのかなと思う。
クリーンなアイテムにこそ映えたり。
洗いざらして着ていって欲しい。
違った魅力が見えてくるその日まで。
– Willis&Geiger outfitters-
R‐37‐J‐125 Summer flight jacket
color: Tan
size: 36, 38, 40, 42
price: 99,000- intax
Made in Japan