《Special limited product Vol.4》 -Willis & Geiger outfitters- R37-J-125 Summer flight jacket
2024.8.22
昔の話。
第二次世界大戦終戦後も米軍は多くのコントラクターを抱えそのユニフォームを作らせる。
Willis & Geiger社も例に漏れず、主に大空に飛び立つ兵士の飛行服を納入。
己が命を国に捧げ、相棒と共に幾多の死線を掻い潜る。
それ故、着用する飛行服の機能性や着心地は、長年に渡り幾度も改良が施され数多のモデルが生まれた。
Willis & Geigerの中でもG-8好きの僕は3年半前、初めてアメリカで生産しclothierで展開するアイテムはコットンブッシュポプリンのG-8と決めていた。所謂M-421A。
だが、3年半前はまだ値段もそこまで高くなかった事もあり50着が一瞬で完売。
嬉しい反面、良い物はずっとお店に置いておきたい僕は少し寂しさもあった。
じゃあ、もう一度フライジャケットを作ろうか。
そして値段を高くしてゆっくり売って行こう、冗談です。
「R37-J-125」ラウンドカラーにフロントにポケットを四つ叩いたこのモデルは、
M-421、AN-J-2の後継に当たるライトゾーンの夏季用のフライトジャケットとして、
WILLIS & GEIGER INCやその他のコントラクターが40年代後半から50年代にかけて生産したモデル。
野暮ったくギミックの効いたフロントのディテールも去る事ながら、この背中の存在感がこのモデルならでは。
大きく取られたアクションプリーツから伸びるぶっといアーム。
着用した時に全体に丸みを帯びるこのディテールとかっこいい背中が、多くの人を魅了してやまないのだろう。
僕もそう。
素材は定番の綿100のブッシュポプリン。
G-8、アイゼンハワー、ヘミングウェイとアメリカに依頼してきた定番の素材。
是非、洗い着倒して欲しい。
時間の経過と共に見せるその表情こそが、ずっと手放せなくなる理由。
既に持ってる方は分かると思う。
長くなるんで、この辺りで。
後は是非店頭で。
最後に、わがままを聞いてくれた本国のファクトリーには感謝。
また、今までのclothierのアメリカ別注をお買い上げ頂いたお客様のおかげで、今回の第4弾の製作へと繋がりました。
とても感謝しております。
ありがとうございます。
本来なら、もっと買いやすいお値段でご提供したいところですが、現在のアメリカの物価高と為替は皆様既知の通り。
綿のジャケットでこの値段は高いでしょう。
ですのでご理解頂ける方だけで構いません。
ただ、浪漫はあると思います。
長年かけて集めたオリジナルのウィリスが20着強。
今までclothierが製作した別注のウィリス全型全色。
収まりきらない、タンとピューターと革たちが書斎とそのクローゼットを占拠。
ウィリス部屋だ。何とも言い難い香りもする。
そこに新たにR37-J-125が仲間入。
嫁曰く、中二病と。
涼しくなるまでに、ガンガン洗おう。
《Special limited product Vol4》
-Willis&Geiger outfitters-
R37-J-125 Summer flight jacket
color:Tan
Size:36,38,40,42
Price:154000-intax
Made in USA