服の小噺 Vol.17
2022.3.26
春ですね。
今年も桜丘の桜達が綺麗に咲いてくれました。
世界情勢は不安定さを増し、日本では地震が相次ぎ、日々ままならない事が多い今日この頃ですが、桜が誇らしげに咲き、街では卒園式や卒業式シーズンを迎え、暖かい心持となり、ネガティブな気持ちを振り払ってくれる。
そんな気がします。
さて、久しぶりにブログをアップしようと思いまして、色々を思案し、スカーフネタが良いのではないかと。。。
今からの季節にピッタリなワンアクセントとして、clothierでは以前からお勧めしている「スカーフ」の「巻き方」をご紹介致します。
巻き方と言いましてもキリが無いくらい色々とありますので、ここでは僕が良くやる巻き方を軽くご説明出来ればと。。。
clothierでは畏まり過ぎず、アクセサリー感覚でミリタリースタイルやワークスタイル、ハンティングスタイル等の男性特有の「土臭さ」や「ハード感」がある着こなしに上品さと言う「甘さ」のある「ワンアクセント」を加えるのを目的としてスカーフを展開しています。
ですので、トラディショナルなジャケット、シャツスタイルに合わせてのご提案は様々な所で成されているでしょうし、あくまでもカジュアルの延長線上の着こなし提案となりますね。
先ずは順を追って。。。
先ずは広げて。。。
三角に折って。。。
角を中心に向けて折ります。
更に半分に折ります。
反対側も半分に折ります。
ちょっと解り辛いかも知れませんが、反対側に更に半分に折って「レイヤード感」を出すのがポイントですね!
手に持つとこんな感じ。
これを
首前から巻き始めて
一周させてから前で結んで出来上がりです。
大体、「秋」・「冬」・「春」はこんな感じで巻いてます。
また、結ぶのが面倒な場合は。。。
シルバーリングで留めても良いのでは?
楽で良いです。
エルメスのスカーフの場合は12号前後のリングで大丈夫ですね。
エルメスのスカーフはシルクをタップリ贅沢に使用しているので張りとコシが強いのでしっかりと留まりますよ。
何となく使わなくなったリングを使用しても良いでしょうね。
それと、もっと面倒な時は
後ろから一巻きのリング留めで良いのでは?
この巻き方は首元に開きを作るので風通しが良く、それこそ気軽に巻けるので「春」・「夏」にお勧めです。
スカーフはたたみ方によって見える「柄」と「色味」が変わりますので、気分も変わりますね。
広げて。。。
両端を中心に向けて折り曲げて。。。
更に中心に折り曲げて。。。
更に更に中心に折り曲げて。。。
こんな感じに。。。
シャツに入れても。。。
まぁ、この辺は王道な感じですよね。
お店で良く「どんな色目がお勧めですか?」と聞かれるのですが、(そう言うご質問受けるとメッチャ嬉しいですね!胸熱です!頑張っちゃいます!)基本的にはご着用する洋服の色目に対して「色を拾う」と良いと思いますね。
例えば。。。
こんな感じ。。。
フレラコのオレンジに合わせて同じくエルメススカーフの柄にオレンジ色を使っている物をピックアップしてみました。
イイ感じですよね?
僕はエルメススカーフを4色持っているのですが、ミリタリースタイル用に「グリーンベース」・「ブラウンベース」、フレンチワーク用に「ブルーベース」、ネイビーの洋服用に「ボルドーベース」を使い分けています。
また、「スカーフはシャツに」のイメージ感をお持ちの方が沢山いらっしゃるのですが、パーカーやフレラコ、トレーナー等、カジュアルにガンガン合わせて欲しいと思ってます。
その辺はまた改めてコーディネートをご紹介出来ればと思います。
「スカーフなんてカッコつけ過ぎじゃない?」と思うことなかれ!です!
巻き慣れたら楽しいですよ~~~~~
是非是非、お気軽に「試し巻き」しにお越しくださいね!
お待ちしています!
TEXT by A.I