服の小噺 Vol.12

2021.9.13

men's select

かなり、かなりのご無沙汰なブログアップとなってしまいました。。。(反省)

 

暑さも和らぎ始め、洋服屋にとっては徐々にテンションが上がり始めている今日この頃。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

季節は変わり、気温は未だ落ち着かない状態で、着る服を悩みがちで、気分を変えたいけど何を着ようかな?

そんな状況ではございませんでしょうか?(超主観的な考えで済みません。。。)

 

そんな状況でお勧めし甲斐があるアイテムが新入荷となりました。

そう、

そうです。

パンツです。

BARRY BRICKENです。

 

1960年代

アメリカのメリーランド州ボルチモアで創業出店した老舗ブランドになります。

このブランドは周知ご存じの方は多いのではないでしょうか?

ブランドのご説明はオンラインストアに掲載されておりますので、敢えて細々とご説明は割愛させて頂きますが、このブランドを取り扱うにあたり、clothierとして(いや、個人としてかな?)お伝えしたい部分は、先ず、現代においてもMade in U.S.Aである事ですね。

数々のアメリカ発祥のブランドは時が過ぎて行くに従い、どんどん国外へ生産拠点を移し、技術の流出やブランドイメージを損ない、失墜させて来てしまう中でこのBARRY BRICKENは頑なにアメリカ製に拘っています。

あくまでも推測になってしまうのですが、恐らくはアメリカの工場を守る為であったり、様々なアメリカ製ブランドの結末を見てきたからではないでしょうか?

しかしながら、時代は残酷なもので、このコロナ禍で相当なダメージを被っている事でしょう。

「ひょっとして。。。」と、ブランドのファンとしてはハラハラしてしまいます。

言うなれば、それだけMade in U.S.Aと言う響きが聞かれなくなってしまうかも知れないと言う事が残念でなりませんね。

ちょっと暗い話はこの辺で終わりにして、次にお勧めする点としてはやはり、テーラー技術を惜しみなく使い、TROUSER ブランドの矜持があると言う事でしょうか?

シルエットは勿論の事、服の内側の作りは申し分ございませんね。

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*非常に丁寧な作りですよね

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*今回はMade in U.S.Aのタグが黒になり、これはこれで【】良いですよね。

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*テーラード感のあるサイドアジャスターのベルトレスデザインは大人びてカッコ良いです。

 

これだけの仕立てで、インポートブランドとしては、税抜28000円は頑張って頂いているのではないでしょうか?

 

いずれにしましても、clothierとして、現行ブランドの中ではお勧めし甲斐が有りまくるブランドでございます。

 

是非、ご試着をしにご来店ください。

お待ち申し上げております。

 

TEXT by A.I

 

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