服の小噺 vol.7
2021.3.13
桜も後もう少しで咲きそうな季節になってきましたね。
暗い話題ばかりが続いていますが、文字通り「希望の春」となる様に気持ちだけは前向きに保っている今日この頃。
皆様の笑顔を見たく、今日もclothierはひっそりとopenしています。
今日は新入荷のドイツ軍モールスキンカーゴパンツをご紹介いたします。
-German army moleskin cargo pants-
このパンツは90年代に生産された軍支給のカーゴパンツになります。
どの部隊の物かは定かではないのですが、ドイツ軍らしいテーパードの利いた「シュッ」とした上品なスタイルのカーゴパンツですね。
素材もモールスキン(通常のモールスキンとは異なり、地の目の見えるミリタリーらしさのあるモールスキン)で特にBEIGE色は非常に珍しいとされています。
仕様面もさり気ない機能美を持っていて、ボタン等は全て比翼仕立てでホフク前進をしてもボタンが引っ掛からない様な仕様になっています。(唯一バックポケットだけはボタンが隠れてませんね。)
股座(またぐら)にはベンチレーション的な役割と排水の為のホール(穴)が開けられていて、様々な要素を踏まえると陸軍用のモノだったんではないかと推測しています。(特にBEIGE色は将校クラス用?)
サスペンダーを付けられるボタンがあるのも◎
これもホフク前進する時に引っ掛からない様にする為とサスペンダーによってパンツがズレ落ちない為だと思います。
基本的に股下が長いのでカットせざるを得ないのですが、腕の良いお直し屋さんであれば、このスピンドルは移動してくれます。(そんなに難しい仕様ではないので)
状態もデットストックコンディションで上品さも相まって着こなし幅は広いと思います。
アウトドアブランドに合わせるも良し、Gジャン、春レザー、等など、意外とポップな感じに着るのも良いと思います。
ある意味ゴリゴリのミリタリーやビンテージに食傷気味な方にはお勧めかと思う次第です。
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TEXT by AI.