服の小噺 vol.6

2021.3.10

men's select

まだまだ大変な状況が続いてはいますが、春の陽気を感じられる様になり、気分が上がって参りました。

今年も桜を楽しむ事は出来ない様子ですが、愛でるだけでも季節を感じ、前を向ける、そんな気がします。

 

季節を楽しむアイテムが新入荷しましたのでご紹介させて頂きます。

今回はFrench chinaになります。

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この服も歴史が古く、1800年代まで遡るのでしょうか?

当時の列強国の一つフランスが発祥で中華系労働者用に作成されたと言われています。

故に工場の制服的要素がある為かセットアップで作られています。

様々な地域で生産されていたらしく、年代や地域によって様々な生地や仕様があった様で、フランス本国で生産されたモノは極僅かだったそうです。

フレンチワークと中国特有の仕様を融合させたデザインが特徴的なアイテムです。

 

ジャケットはフレンチワークらしさと言いますか、ボックスシルエットで襟が丸みを帯びた形をしつつ、フロントにチャイナボタンを施してあるのが最大の特徴ですね。

チャイナボタンは木製や水牛の角等を使わずに済むので当時としては画期的だったかも知れません。

胸ポケットはアシンメトリーの右側がやや大き目のポケットを内側に配しています。

これも推測にすぎないのですが、恐らく、身分証明書等、大事な物をしまう為に施されたのではないかと思います。

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パンツはベーシックなサイドタブベルト付きのトラウザー仕様となっていて、ジャケットと比べるとそこまで癖は強くない様に思えます。

癖が無い分、着こなしはし易いでしょうね。

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基本ワークウェアと言う意味合いもあるのかも知れませんが、作りに関して繊細さは正直なところ全くありませんね(笑)

むしろ、それが「味」でしょうし、それがフレンチチャイナとでも言うんでしょうか?

ですが、セットアップで単価もお安いですし、「そのまんま」着る必要性は無いかと思います。(個人的に)

ですので、自分好みに修正を加えてみるのも一つの着こなし方と考える次第です。

例えば、パンツをクロップドにしたり、裾幅を詰めてテーパードを利かせたり、今風にワザとゆったり着てみたり。

薄手のパーカー等合わせてカッコ可愛く着るのも良いのではと思います。

つまりは気軽に遊べるセットアップとしてのアイテムとお考えになるのも一興かと。。。

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最後に余談で。。。

フレンチチャイナのネームタグは色々なものが存在します。(前記でお話した理由)

なのですが、不思議とどの種類のネームも「白」「青」「赤」を使ってデザインされています。

これは、フランス国旗の「トリコロールカラー」を意識したんではないかと。

信じる、信じないかは貴方次第です。。。。。。

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TEXT by AI.

 

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