服の小噺 vol.2

2021.2.18

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Willis&GeigerのG8が入荷しましたので、しばらくはG8ネタが続きそうなのですが、飽きずにお話を聞いて頂けると嬉しいです(笑)

 

G8は主観的になりますが、見た目に関してはシンプルなデザインと思います。

しかしながら、各所に機能美が光るアイテムでもあります。

 

今回は脇マチ(マチとは可動域やポケットの容量を増やす為の生地パーツ)にスポットを当ててみました。

 

ミニマルかつモダンなスタイルアイテムではこの様なパーツはオミットされがちになりますね。

確かにオーバーサイズな着こなしであれば、必然的にアームホールは大きくなりますし、なんと言っても動き易いです。

しかも近代的な話になれば、ストレッチ生地の発展性は目を見張るものがあります。

 

ただ、このG8、作られたのはご存じの通り1940年代のパイロットジャケット。

当時としては狭いコクピットにおいてオーバーサイズはかえって動き辛く、色々な所に引っ掛かってしまいますし、ましてやストレッチ素材など無いですもんね。

戦闘機のキャノピーハッチの開け閉めや操縦かんを動かす際も負担にならない事を考えますと、やはりこの「脇マチ」はとても助かるデザインですよね。

当時のデザインチームが知恵を絞り、「着る人の事を考えたデザイン」だった訳です。

 

clothier別注のG8は、多少の個人差はあるものの、「ジャストサイズ」で着て頂くのがオススメでありますし、素材もストレッチではない、伝統的な味のあるブッシュポプリンです。

車の運転や電車の吊革に掴まる時など、ちょっとした動きに対して負担が無い「脇マチ」の仕様は「ちょっと嬉しい」デザインなのです。

 

もうすぐ春ですね。

今は大変な状況で気軽にお出掛けは出来ない事とは思いますが、事態が改善し、晴れやかな日々が訪れる事を想い、clothierの別注G8を着てドライブや散歩を楽しんで貰える様になる事を切に願います。

 

TEXT by AI.

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